こんな症状
ありませんか?

こんな症状ありませんか?

  • 目がかすみやすい
  • 視力が落ちてきた
  • 物がぶれたり重なって見えたりする
  • まぶしく感じやすい
  • 薄暗いと見えにくくなる
  • 色の違いを見分けにくい
こうした症状があったら、「白内障」の可能性があります。

白内障とは

白内障とは

目は、カメラに例えるとレンズに相当する「水晶体」という部分があり、水晶体が濁ってくる病気のことを「白内障」といいます。
白内障になると、かすみ、眼鏡をかけても見えにくい、明るい所でまぶしくなるなどの症状が現れます。
白内障の原因としては加齢によるものが最も多いですが、先天性・糖尿病・外傷・炎症・アトピー性皮膚炎などによるものもあります。

白内障治療
について

白内障治療について

白内障の治療には、進行を遅らせる点眼薬やサプリメントもありますが、現時点では濁った水晶体を元に戻すことのできる薬はありません。
日常生活に支障が出るほど白内障が進行した場合は、手術による治療が必要となります。
手術するのに適切な時期は人によって異なりますので、医師にご相談ください。

眼内レンズ
について

眼内レンズについて

白内障手術では、濁った水晶体の代わりに人工の「眼内レンズ」を挿入します。
眼内レンズは大きく分けると、保険診療の「単焦点レンズ」と、選定療養の「多焦点レンズ」に分類されます。
値段が高い=性能がよい、というわけではなく、それぞれにメリット・デメリットがありますので、患者様とご相談して決めていきます。

当院では以下のレンズを採用しています。

単焦点レンズ(保険診療)

単焦点レンズ
(保険診療)

一般的によく使われるレンズです。
多焦点レンズよりくっきり見えますが、老眼が残るため、老眼鏡などが必要になります。
遠方合わせ(遠くを裸眼、近くを老眼鏡)、近方合わせ(近くは裸眼、遠くは眼鏡)という合わせ方があります。
トーリックレンズ(乱視矯正レンズ)も採用しています。

多焦点レンズ(選定療養)

多焦点レンズ
(選定療養)

眼鏡なしで遠くも近くも見える、遠近両用レンズです。
手術は保険診療で行えますが、選定療養費として片目30万円程度の追加費用がかかります。
選定療養となるため、高額医療や先進医療保険は対象となりません。
単焦点と比較しコントラストの低下(色の境目がぼやける)、ハロー・グレア(光が広がって見える)といった症状を起こすことがあり、他の眼疾患がある方などは適さない場合があります。

低加入度分節型眼内レンズ

低加入度分節型眼内レンズ
(レンティス・コンフォート、保険診療)

2019年に国内で承認された比較的新しいレンズです。
保険診療ですが、遠方~70cm程度までピントが合う作りになっており、多焦点レンズに近い機能を持っています。
多焦点レンズよりもコントラストの低下、ハロー・グレアは少ないといわれていますが、デメリットとして色が違って見える(全体に青っぽく見える)、光が扇状に広がって見える、といったことが時々見られます。
また、糖尿病や他の眼疾患がある方は使用できない場合があります。

手術までの流れ

当院の白内障手術は、すべて日帰りで行っております。
手術そのものは日帰りですが、手術を行うためには検査・診察・手術のご説明といった準備が必要です。

初回診察〜術前検査

初回診察〜術前検査

基本的な目の検査・診察を行い、白内障の進行具合や他の眼疾患の有無などを考慮し、手術日と手術前検査・手術説明日を決めていきます。
手術前検査・手術説明日に、必要な精密検査、全身状態を確認するための採血検査、手術前後の生活の注意点や全身状態の問診を行います。(散瞳検査をさせていただく場合があります)
また、目薬を処方しますので、手術3日前からご使用ください。
普段コンタクトレンズを装用されている方は、検査の数週間前から装用を控えていただきます。
期間は予約時にお伝えいたします。

手術2~3日前

手術2~3日前

手術当日のご来院時間を、お電話でご連絡いたします。

手術前日

手術前日

感染症予防のためにも、手術の前日はしっかりと入浴・洗髪を行って清潔を保ってください。
なお手術当日は、入浴できません。
手術の直前まで、これまで通りに白内障の点眼薬を続けてください。

手術当日

手術当日

普段飲んでいる薬は、事前に中止の指示がなければいつも通りに服用いただいて問題ありません。
また、お食事も普段通りお取りいただけます。

手術の順番によって来院時間が異なりますので、指定されたお時間にご来院ください。
手術当日・翌日の車の運転はご遠慮願います。

手術室に入る前に術衣に着替え、血圧・体温測定、体調の問診、散瞳剤などの点眼を行います。
手術時間は5~15分程度です。
痛みはありません。

手術後は保護メガネを装着いただき、ご帰宅となります。
手術後の回復状態によっては、落ち着かれるまでの間ご休憩いただきます。

手術後数日は、入浴したときに頭や顔は洗わず、肩から下にシャワーをかける程度にします。
顔は濡れタオルなどで軽く拭いてください。
ただし、目のまわりは絶対に刺激しないように気をつけてください。

手術翌日

手術翌日

術後の経過を検査・診察いたします。

手術3日後

手術3日後

術後3日くらい経ってから、洗顔と通常の入浴ができるようになります。
目をこすったり押したりしないようにしましょう。

手術1週間後

手術1週間後

術後の経過を検査・診察いたします。
通院間隔をあけながら、3ヶ月ほど通院していただきます。
手術に関して、ご不明な点や疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお尋ねください。

※2020年3月をもちまして、多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術は先進医療から除外されました。
2020年4月より多焦点眼内レンズは、保険外併用療養費の選定療養扱いに変更となっております。
白内障手術費用は保険給付の対象ですが、レンズ費用については自費でのご負担になります。
(レンズ費用は高額療養費の対象にはなりませんのでご注意ください。)
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